Service Design Study Group スペシャルトラック
10:00-12:00
ICTと医療イノベーションで世界が変わる:生体の可触化と直感的医療
杉本真樹
神戸大学大学院医学研究科 特命講師
【講師略歴】 医用画像解析、手術支援システム、生体医工学など、医療・工学分野での最先端技術開発を進めながら、医療関連産業の集積による経済活性化, 科学教育, 若手人材育成を精力的に行っている。また医療・教育・ビジネスなどの多分野にてプレゼンテーションセミナーやコーチングを多数開催。2014年Apple社WEBサイトにて世界を変え続けるイノベーターに選出。 |
稲嶺進
医療法人おもと会 大浜第一病院 内視鏡外科部長
【講師略歴】 2001年中頭病院在職中に内視鏡手術に衝撃を受け沖縄市の中頭病院にて本格的な内視鏡手術を開始。 県内で初めてとなる胃癌に対する腹腔鏡下胃切除術、胃全摘術、高度肥満に対する腹腔鏡下ルーワイ胃バイパス術、腹腔鏡下大腸全摘を導入してきた。本邦でほとんど行われていなかった高度肥満の腹腔鏡手術の技術を2004年に導入、その技術を胃癌手術に応用し、2007年には本邦初の完全腹腔鏡下胃切除術を施行し学会報告。 そして、2010年には胃癌に対する腹腔鏡下胃全摘で食道空腸吻合を針糸だけを用いて行う難易度の高い手術を本邦で初めて成功させた。その後症例を重ね、その術式に対して2012年11月の日本内視鏡外科学会でアワードを受賞。 現在特に力を注いでいる分野は沖縄でも急速に増加している肥満、特に保存的治療の効果が乏しい高度肥満に対する外科治療(腹腔鏡下胃バイパス、腹腔鏡下スリーブ状胃切除術)である。これらの肥満手術は、2型糖尿病の外科的治療として注目されている。2014年5月からは那覇市の大浜第一病院へ異動となり腹部内視鏡手術全般、そして肥満手術をさらに発展させて地域医療に貢献したいと思っている。 |
【講演概要】
最先端の医療現場では、モバイル端末やタッチパネル、ロボット技術などが活用され、拡張現実技術やプロジェクションマッピング、ジェスチャーコントロールやウェアラブル端末など、あらゆる医療情報を直感的に扱えるようになりました。
さらに可視化の先に, 医療情報の可触化が注目され、3Dプリンターにより医療情報そのものを立体的に再現し、生体の質感まで再現されています。
これらの可視化・可触化技術を数多く開発し、世界中の臨床現場での現状と展望を、沖縄の医療現場の取組を交え紹介します。
最先端の医療現場では、モバイル端末やタッチパネル、ロボット技術などが活用され、拡張現実技術やプロジェクションマッピング、ジェスチャーコントロールやウェアラブル端末など、あらゆる医療情報を直感的に扱えるようになりました。
さらに可視化の先に, 医療情報の可触化が注目され、3Dプリンターにより医療情報そのものを立体的に再現し、生体の質感まで再現されています。
これらの可視化・可触化技術を数多く開発し、世界中の臨床現場での現状と展望を、沖縄の医療現場の取組を交え紹介します。