【社長Blog】上司と部下の心理作戦
皆様こんにちは。先週は京都OFFICEなどに行っており、なかなか時間がとれず、また1週間以上空けてしまいました。本当にすみません。最近、「ここを書かなくては」と起きるたびに思うのですが、以前にも申し上げましたように、軽率に書くわけにはいかず。ふー。なかなか難しいものです。
さて本題。画像は最近手にした本です。簡単にいえば、「部下の心理をつかみ、部下をどうやって育てるか」といった内容。また他の雑誌などを見ると、「上司が部下を叱れない」とか「3年でやめさせないためには」等々、前回紹介した「産業心理学」花盛りのようですね。自分が素晴らしい学問を専攻してきたことをますます誇りに感じます。ただ、最近の傾向について、一言言わせてください。
上司も部下も、もっと、わが身(行動)を振り返ってみませんか?
以前にも書いたと思いますが、私が思う、上司の改善点第1位は、「自分ができることを部下が簡単にできると思うな。」ということです。言葉は悪いですが、過大な期待は禁物です。基本的にできないから部下でいるわけで、簡単にできるなら、もしかして逆の立場になるべきでは?部下の指導は「最初はできなくて当然」と思ったり、仕事を与えるにしても、「自分の20%くらい能力を発揮できれば成功できる内容」程度のほうが、経験上、お互いがうまく行きます。「お前に任せた」などどはじめから放任(上司はそう思っていないのですが)すると「この上司は指導力ゼロ」とレッテルを貼られますのでご注意を。
少し話がそれますが、「私なら言われなくても出来た」とお嘆きの方が多いようですが、本当にそうなのでしょうか?「出来る人」と「こなせる人」は違います。「出来る人=要領がいい人」「出来る人=自分に都合のいい人」になっていませんか?つまり、部下が自分の思い通りこなせれば「出来る人」と認定するパターン。これでは部下はうまく成長しません。部下が違う上司に付くと評価が変わるのがこの例ですね。部下はいつか助けてくれます(そう信じています)。部下に裏切られないためにも、是非、辛抱強く育てていただきたいです。
ちなみに、私の場合、一応全員が部下になるわけですが、(全社員がここを見ていますので、書きづらいのですが)当社にはいわゆるYESマンはいません(きっと)。正直、曲者ぞろいですよ(爆)。部下から痛いところをつかれたり、私の常識ではありえない行動をして、頭にくることや呆れることも正直ありますが、生意気な発言、奇抜な行動として簡単に片付けず、彼らの真意を見出そうとしています。中々大変ですが、当社は「こなせる人」ではなく、「出来る人」を目指してもらっていますので。
頑張ってね、e-sideの社員の皆様。
では、部下の方はどう改善したほうがうまくいくのか?長くなったので、次回続きを書きます。しばしお待ちください。それでは。
2007.02.26