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【社長Blog】創業の思い出
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皆さん、こんにちは。もう6月です。クールビズが定着したおかげで、私達男性陣の戦闘服もノーネクタイでも後ろ指を刺されないようになりました。昔は大汗を掻いて営業活動したものですが、やはり暑苦しいと見るに耐えないですよね。今の時代は爽やかな営業活動でなければいけないと思います。(軽いという意味ではありませんので、勘違いしないでください)。皆さんも時代の流れに乗って頑張ってください。。

さて、本題にうつります。突然ですが、今日は何の日かご存知ですか?カエルの日?それもあってますが、今日6月6日は、イーサイドが誕生した日なのです。2000年6月6日、今からもう7年前です。上の画像は初代本社。10坪ほどのOFFICEに最初準備したのは、机を6台、会議テーブル1台、椅子10脚。そしてホワイトボードが1枚と、レーザープリンター1台、という構成。でも2000年7月時点でOFFICEにいたのは、私とアルバイト1名のみという状況でした。OFFICEはガラガラでした。(爆)

最初から、机を最初に6台買ったのは、節税対策なんかではなく、この机がスタッフでいっぱいになることを目標としたから。何事も形から入る性格とそして目標がないとやる気がでないのは、今も昔も一緒のようです。

会社を設立するにあたり、一番苦労したのが、やはり信用ですね。PCやCOPY機をレンタルしたいのですが、バックグランドの無い当社にそう簡単に貸してはくれません。通帳残高見せたり、今ある仕事(売上)を説明したり、とにかく支払い能力があることを証明するのは大変な作業でした。サラリーマン時代、あって当たり前のものが簡単に手に入れることができないのは、想定外でした。

そう思うと、最初に入った赤坂ビル(赤坂4-1-32)のオーナーには本当に感謝しています。ここのビルは不動産屋さんから紹介だったのですが、オーナーとは面識なし。借りる前にオーナーと面接をしてOKをもらう仕組みなのですが、オーナーからみれば仕事内容は理解できないし(ちなみに今でもわかってないようです:後日談)、設立したばかりの会社で名前なんかもまったく聞いたことない。しかも緊張していて、私の話はしどろもどろ。絶対ダメだな、と思った瞬間、オーナーから出た言葉は、

「いいでしょう。お貸しします。太っている人に悪い人はいませんから」(実話です)

当時100kg以上あった私。デブでも役にたつことがあるんです。この言葉を聞いたとき、「どんなに苦しくても家賃だけは払おう」と思ったものです。その後社員が増えて、現在のビルに引っ越すまで地下1階と3階も借りてました。オーナーに少しは恩返しできたかなと思っています。

信用というか、社長ともなれば、飲食店のレパートリーも必要ですよね。そういう意味で感謝しているのは、銀座のとある飲み屋の女将さん。ここの女将さんとは、独立前から知っていたのですが、独立後、「こういうお客さんと食事したいんだけど」とお願いすると、そう簡単に入れない店を女将の信用で紹介してもらい、私をまるで常連客のように扱ってもらう演出までセッティングしていただきました。まるで「課長・島耕作」のような世界ですが、本当にあるんだなぁ、と感心したものです。

そして、本当に本当に感謝しているのは、10名の出資者の方々です。今思えば、本当に情けない事業計画書を失笑しながら見ていただき、質問を受けても即答ができない。そんな状態でも「荒井が好きなようにすればいい」と最終的にはポンと出していただきました。まさにこのときは「私自身」という商品しかなかったわけですが、今でも信用いただいた皆様には迷惑をかけない気持ちで会社を経営しております。改めまして御礼申し上げます。

人とのつながりは、どんな商売をするにも不可欠なものです。感謝を忘れずに、そして、地味な商売ではありますが、これからも人に喜ばれる仕事を続けて行きたいと思います。今日から8年目。頑張るぞ!!

2007.6.6


補足:
画像は、今のビルに引っ越す直前の模様です。緑の仕切りがあるのが設立当時の6台の机。奥の赤いついたてがその後買った机2台。天井低くて、社員がよく頭ぶつけたり、複数の人が話すと会話がぶつかってうるさかったり。まあいろんな問題はありましたが、狭かったけど今でもいい思い出です。